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ジャパンカップレース回顧 [G1]

スクリーンヒーロー 1着
荒れるとしたらこの馬だと思ったが、まさか本当に勝つとは、、、前走のアルゼンチン共和国杯は好内容で、負かした相手はジャガーメイル、アルナスラインといったそれなりに強い馬。ハンデが恵まれた事もあるが、56kgでも好走をしてるし今回の57kgは特に問題は無かった。今年の夏が休明けで、体を増やし大きく成長してきたのだろう。頭を低くした走法で長い距離も合うのだと思う。シャドーロールは影対策だろうか。馬体はトモが立派で、JC向きな瞬発力とパワーのありそうなタイプ。JCは東京開催の最終週なのでスピードだけでなくパワーも重要。父グラスワンダーにはあまり似てなく、それが良いのか東京コースの実績もあった。まだまだ成長の余地があり、おそらくいずれは父グラスワンダーの色も出て来ると思う。その時にコース適性がどうなるかはまだ判らない。今後も注目していきたい馬である。調教の動きも良かったし鞍上も強化。買える要素はあったのに手が出なかった。その理由に難しい枠に入った事がある。外枠の時点であまり良くないのに、両サイドに前に行く馬がいたので、1角までに良いポジションを取るのは難しいと予想をした。だが実際は全て理想的な形でレースを運んで行った。バルクやアサクサよりも良いスタートを決め1、2角をスムーズに通過。前半から勝負所までマツリダゴッホをマーク。直線はディープスカイに馬を併せる感じだった。これ以上は無いというぐらい完璧な内容。後半1000m58.3秒は天皇賞よりも速いまとめ。前半スローだがレースレベルは決して低くは無い。その証拠に上位はしっかりと実力馬が来ている。スクリーンヒーローの力も本物だろう。

ディープスカイ 2着
意外にもプラス体重だった。今回の518kgはデビュー以来最高の体重。まぁダービーの時が514kgだから太すぎる訳では無い。中間の馬体写真では明らかに前走よりも細く写っていたし、レース後に減っていたという情報もあった。JC前の調教後の馬体重は512kgで天皇賞前の調教後の馬体重は518kg。輸送で10kgは減って来ると予想したんだが、調教後に馬体を良い感じに回復させたみたいだ。最終追い切りの反応は今イチだったが、総合的な時計は出ていたし、回復に専念して増えた訳では無かった。春の競馬もダービーの時に体を増やして良化をしていた。使う毎に体を増やして行くのがこの馬のパターンなのだろう。元々未勝利を使った馬だし、典型的な叩き良化型なのかもしれない。今回も前走もまだまだ課題が残る部分も多い。しかし正攻法の競馬で良く走っている。やはりNHKマイルとダービーを勝つ馬は弱いはず無いのか。古馬が強いのでなかなか買いづらい所でもあるが、この馬の強さも認めないといけない感じだ。四位騎手との相性も抜群なので横取りされないといいね。

ウオッカ 3着
パドックは前走と同じで凄く落ち着いていた。馬体も前走とそう変わらず2kg減は特に問題無かったと思う。好スタートで1角入口は2番手、2角からは3番手の競馬。最近の競馬から、ある程度前に行くのは予想が出来た。かかった様子は無いし、前半はスローなのだから先行した事は問題ない。一番の敗因は3、4角で内を通った事が大きい。開催最終週ともなれば内の馬場は荒れて来る。距離を損してでも外を通った方が良かった。直線も当然内よりも外が伸びる。直線入口でスムーズに前に出れればまだ勝負になったが、前にいたネヴァブションとコスモバルクが壁になり、少しブレーキをかける形になった。そもそもコスモバルクがよれるのはお約束なのだから、バルクの近くにいるのが間違い。まぁマツリダゴッホの蛯名騎手に封じ込められたとも取れるけどね。

そのマツリダゴッホは4着。
パドックと返し馬では絶好の気配だった。終始ウオッカをマークして上手く乗ったが、やはり最後は脚が止まった。能力と調子の良さをアピールしたので有馬記念では人気になりそう。

オウケンブルースリ 5着
思ったよりも下がらずに競馬をしていた。3、4角でメイショウサムソンの外に馬を出したのは騎手の好判断。直線良く伸びているがエンジンかかるのが遅かった感じだ。

メイショウサムソン 6着
ウオッカと同じで馬場の悪い内を通ったのが失敗。パドックの気配もあまり良く無かった。腹回りがもう少し引き締まると良い。

アサクサキングス 8着
逃げなかった時点で負け。2角辺りで動いてたし全て中途半端だった。理想はダービーの走り。ホワイトマズル産駒なのでもっとギリギリの馬体の方が良いのかも。


2008-12-03 23:46  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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宝塚記念 レース回顧 [G1]

宝塚記念レース回顧

勝ち馬はエイシンデピュティ。
マイペースで逃げ切り勝ち。ペース自体は若干速い方。
12.5 - 11.1 - 11.9 - 12.7 - 12.4 - 12.6 -
12.5 - 12.3 - 12.2 - 12.2 - 12.9
能力が有るもの確かだが、内側を上手く走った事が大きい。
2着のインティライミも最内を回るレース。
4着のサクラメガワンダーは、直線外から伸びているが、
外に出したのは4角出口からで、基本的には内を通る競馬をしていた。
要するに、先週のマーメイドSと同じ展開。
僅かな差だが、最内だけは走り易いようだ。

メイショウサムソンは昨年と同じで負けて強しの内容。
スタート後、1角までに外に持ち出したのが失敗だったかもしれない。
内枠なのだからインティライミと同じ競馬で良かったと思う。
人気馬故に、囲まれる競馬を避けたかったのかもしれないが、
外に持ち出すのは、バックストレッチに入ってからでも出来たはず。
そもそも、サムソンにしては位置取りが少し後ろ過ぎる。
今回は逃げ先行馬が揃った訳では無いのだから、もっと前で競馬
しても良かった。そうすれば囲まれる心配も少なくなる訳だし。
上手く乗れば勝ち馬に届かない差では無かったと思う。

アサクサキングスは渋った馬場が合わないのかもしれない。
ペースが速かった事もあるが、逃げ馬から少し離れた位置取りだった。
3、4角でロックを楽に交わせなかったのも痛い。
コーナーで競るとバテるのは宝塚のお約束。
道中息が入るような展開の方がアサクサには合うのかも。


2008-06-30 01:13  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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安田記念レース回顧2 [G1]

勝利時計1.32.7
(ラップ)12.1 - 11.1 - 11.4 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 11.4 - 12.0
34.6−46.2  G1らしいミドルのペース。
G2、G3止まりの馬にしてみれば少しキツいペース。
同じタイプの馬が多かった事もありレースは集団で進んだ。
集団の場合、中団の馬はごちゃつくのでストライドの大きい馬など、
走りづらい馬もいたと思う。
3、4角は馬場が悪く、その範囲が広いので内外の差はそれ程無かった。
外を回した場合は、その分だけ距離をロスをするのでスタミナの裏付けが必要。
Cコースになってからは、外枠有利の傾向は無くなった感じだ。

つづく かも


2008-06-10 23:57  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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安田記念レース回顧1 [G1]

安田記念レース回顧

まず香港馬について。
グッドババ
詳しくは判らないが、馬体、成績、前走の内容から判断すると、
短距離マイラーで持ち味は加速力。
直線の長い府中の1600mに合うタイプには見えない。
馬体重は大きく減っていたが、見事な馬体をしていた。
この馬の土俵なら強いんだろうなと思う。

ブリッシュラック
2006年の安田記念優勝馬。
一昨年の出走時よりも馬齢的に能力が上昇してるとは考えづらく、
日本馬も一昨年より落ちてるメンバーでも無い。
ドバイDFでは13着で、ウオッカはその時4着。
ドバイ帰りのこの馬がチャンピオンズマイルの3着なので
香港馬のレベルを少し疑った。
今回のレースは3、4角で外。一昨年の勝った時は内からの競馬だった。

アルマダ
チャンピオンズマイルのレベルを疑った事で軽視してしまった。
チャンピオンズマイルはグッドババの印象が強かったので、
この馬も長く脚を使うタイプでは無いと思い込んでた所がある。
実際は違ったのだけれど。
初輸送でもあるし状態面も疑ったのだが、香港組で馬体の増減が
一番少なかったのはこの馬。
逆に初輸送だけに気を使って、良い状態をキープできたのかも。


つづく


2008-06-09 23:43  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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ダービー レース回顧 [G1]

東京優駿 レース回顧

1着 ディープスカイ
外から追い込む強い馬の競馬で完勝。
馬の能力を信じた騎手の好判断だろう。
中間の調教はしっかりと動いていて当日はプラス体重。
今が伸び盛りの時期なのかもしれない。
昨年のウオッカに続きマイルからのステップ。
阪神外回りの実績も東京コースに繋がり易い。
今回はコース適性が活きたレース。
基本的に2400mの距離は長い気もする。

2着 スマイルジャック
パドックでは好気配。
頭の低い走法で、距離延長は問題無いタイプ。
レースはスムーズでほぼ完璧な走り。
といっても、やはり先頭に立つと走りが甘くなる。
差し追い込みの競馬が合うと思うんだがのう。
タニノギムレット産駒は昨年1着、今年2着。
東京2400mの適性は高い。

3着 ブラックシェル
馬体はクロフネに似ているし、マイルから2000mがベストだと思う。
レースは終始内で、距離のロスを無くした走り。
当日の武豊騎手のレースぶりから、この走りは予想できた。
内を選んだのだからごちゃつくのはしょうがない。
3着の結果は上出来だろう。
父に似ているのだからダートの走りも見てみたい気もする。

4着 マイネルチャールズ
出走メンバー的に、一番良い位置取りでレースできるタイプなので
展開は楽だったはず、そこそこ伸びてはいるんだけど、
やはり直線の長い東京コースは向かない感じだ。
今まで勝っていたブラックシェルに先着を許した。

5着 レインボーペガサス
意外にも先行集団での競馬。
鞍上の安藤勝己騎手は、先週オークスのレース後コメントで
もっと前で競馬をすれば良かったような事を言ってた。
オディールもレインボーペガサスも似てるタイプなので、
そのイメージがあったのかもしれない。
まぁ、どっちも結果5着なんだけど。
馬体的にはマイルが合っているはず。

11着 タケミカヅチ
やはり馬体が立派過ぎるので距離が長いのだと思う。
今年の皐月賞はマイラーでも通用するレース。
2000mまでの馬じゃないかな。

12着 ショウナンアルバ
気性も走法も長距離向きではない。
そんな馬が外を走る競馬をしたら直線伸びる訳ないわな。

サクセスブロッケンについては次回。

つづく


2008-06-02 23:55  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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オークス レース回顧 [G1]

オークス反省会

1着はトールポピー。
馬体に張りが戻り、調教内容も良かった。
常にまじめに走るので調教で判断できるタイプだと覚えておきたい。
今回は稍重の馬場で最後は地力勝負。
持ち前の勝負根性が活きた。

2着エフティマイア
1200mのデビューだし、血統的にいらないと思ってしまった。
桜花賞の時も思ったんだが、この馬はレース運びが上手い。
騎手もかなり乗り易いんじゃないだろうか。
今回のようなタフなレースで、ロス無く進められた事は大きい。
調教は当週に追った方が良いタイプかな。

3着レジネッタ
この馬も調教は良く動いていた。それでいて+8kg。
馬の調子自体は凄く良かったのだろう。
ただし、距離延長を考えた場合はギリギリの馬体の方が良かった。
まぁ、本質は1600〜2000mまでな気もする。
といっても最後の直線で不利が無ければ。。。

6着レッドアゲート
一見理想的な位置取りだったが、この馬にしては前過ぎた。
フローラSで好位競馬をしていても、それは枠順と
カレイジャスミンが残るペースだからこそ正解な訳で。
今回は持ち味である末脚を溜められなかった感じだ。
まぁ道悪も影響したのかもしれないけど。

今回のレースレベルはいまいちな気がする。
春と秋では活躍馬が大きくかわりそうだ。
ちなみに、馬体のチェックポイントはトモの張りが重要だった。


2008-05-26 23:47  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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ヴィクトリアマイル反省会2 [G1]

1着エイジアンウインズ
好位からグンと抜け出し強い勝ち方。
フォトパドック診断で黄門様が毛ヅヤの良さを書いていたが、
その通り毛ヅヤが良く、トモの張りも写真で見た時よりも良かった。
成績から距離を心配した人もいるかもしれないが、馬体からすると
中距離も走れる感じ。成績が安定していて自在性のある馬は
だいたいが距離延長しても問題がない。
レース前に結構発汗をしていたが、これも特に問題は無かった。

2着ウオッカ
デビュー以来最軽量の478kg。
噂されてた通り、馬体重は減っていた。
最初パドックで見た時は、腰の細さが目に付いて少し心配だったが
返し馬の動きを見て勝負になると確信をした。やはり迫力が他とは違っていた。
まあ、調教動いてる時点で問題ないんだけど。
もし調子が悪いならこのレースを使う必要もないのだし。
安田記念や金鯱賞などの出るレースがあるのだから。
スプリングSのレース回顧で書いたように、ギムレット産駒は無駄な部分を
減らして行くタイプなんだろう。
レース内容は、ほぼ完璧と言っても良いと思う。
武豊騎手だから、後方一気の競馬もあると思ったが
理想的な位置取りで、追い出しのタイミングも見事だった。
ウオッカは一気に脚を使うと終いは止まる。騎手もその事を意識していたようだ。
走れる状態であったにしろベストでは無い。今後の事を考えた場合、
後ろの馬には負けなかったのだから、今回はこれで充分な結果だろう。

3着ブルーメンブラット
パドックでかなり良く見えた。
調教の内容も良かったし、状態はベストだったと思う。
走法から距離を心配したが、内側の経済コースを走り3着。
やはり距離適性は1400mまでのような気がする。

8着ベッラレイア
鉄砲は効くタイプだと思ったんだが、返し馬で動きが重く見えた。
やはり久々なのが影響した感じだ。
調教で終いの時計が速くなって来ないとダメかな。


2008-05-20 01:45  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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ヴィクトリアマイル反省会1 [G1]

エイジアンウインズ、ウオッカ、ベッラレイアの3頭で迷って
よりによって一番成績の悪い馬を選んでしまったw

予想のポイントのおさらい。

基本は先行有利。
展開も重要。
順調、好馬体、調教の三拍子揃ってる馬。
パドックで良く見えた馬は要注意。
G1に相応しい馬。格。
スムーズな競馬が出来る馬と騎手。
東京向きな馬。

展開はスローで先行有利な流れだったが、能力的に差し位置に
いた馬の方が勝っていた。パドックで良く見えた馬は2頭いる。
エイジアンウインズとブルーメンブラット。
どちらも順調に使って来た馬だ。そしてどちらも坂路調教で好タイム。
エイジアンウインズは坂路で1番時計を出していたのに当日+2kgの馬体増。
これは強い馬のパターン。
土曜競馬のキストゥヘヴンの活躍もあるし、サンスポ杯阪神牝馬Sはレベルが
高かったという事だろう。

つづく


2008-05-18 23:48  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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NHKマイルC 反省会 [G1]

今回のNHKマイルCは予想の勉強になるレースだった。
予想の方向は良かったんだけどな。。。迷った挙げ句選ぶ馬を間違えた。
総合的に見直す事が重要ですな。






2008-05-13 02:15  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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皐月賞 結果まとめ [G1]

先行有利な馬場だとレース前に武豊騎手もコメントしていた。
有利に展開を進められる事も能力の一つ。
ブラックシェルはマイネルチャールズと並ぶ同じ5枠。
抜群のスタートを切ったのはブラックシェルの方。
しかし、元々テンは速い方でなく、1角入口では中段の位置取り。
外から先行する馬が多かった事も影響したと思う。
目の前には1番人気のマイネルチャールズ。
ブラックシェルは元々先行するタイプでもないし、動くに動けない状態。
というか、騎手は良い形だと思ったんじゃないだろうか。
弥生賞のイメージがあれば、人気馬をマークした理想的なポジション。
それ以上に良いポジションだったのはキャプテントゥーレなんだろうけど。
ちなみにフサイチアソートも位置取りだけは抜群に良かった。

皐月賞で少し気になる事がある。
ラップを見ると3、4、5、6ハロンでペースが落ちている。
特に4、5、6ハロン。
12.2 - 11.5 - 12.5 - 12.6 - 12.6 - 12.8 - 12.3 - 11.2 - 11.5 - 12.5
基本的に皐月賞はマイル向きな馬が通用するレースではないのだが、
この緩いペースだとマイラーでも通用するような気もする。
皐月賞の1、2着馬はデイリー杯2歳Sでもワンツー。
デイリー杯と皐月賞が繋がる事は珍しく、デイリー杯を勝つタイプはマイラーな事が多い。
そう考えるとレッツゴーキリシマが5着に粘った事も納得がいく。
あと、今回の馬場は最内と少し外で結構な差があったように思える。
上位に来た馬は大体が最内を回っている。
この馬場と展開は少し特殊な感じで説明するのは難しい、、、てことで
今回のレースを踏まえ、各馬の距離適性については、次走で書きたいと思う。

タグ:競馬 皐月賞


2008-04-25 22:11  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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